お知らせ
米国国立標準技術研究所(NIST)策定「セキュアソフトウェア開発フレームワーク(SSDF)」の日本語版翻訳に当社社員が協力
~日本におけるセキュア開発の普及と国際的なセキュリティ基準への理解を促進する NIST 準拠翻訳~
2025 年 7 月 10 日
このたび当社社員が翻訳に参加した「セキュアソフトウェア開発フレームワーク(以下、SSDF)」が 2025 年 7 月に公開されました。米国国立標準技術研究所(NIST)が策定した「NIST Special Publication 800-218:Secure Software Development Framework(SSDF)Version 1.1」は、安全なソフトウェア開発を実現するための基本的かつ堅牢な「プラクティス(実践項目)」を体系的に記述したフレームワークで、開発プロセス全体を対象としています。今回の翻訳は、日本国内におけるセキュア開発の普及と国際的なセキュリティ基準への理解促進に貢献することを目的としており、原文の構成や用語を尊重し、正確性を重視した内容となっています。NIST の正式な許可を得て一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)が作成し、当社社員である田上 利博と富田 佑実の 2 名を含む、SAJ の有志メンバー 7 名が翻訳および編集に参加しました。
SSDF は、SAJ の会員はもちろん、非会員も無料でダウンロードが可能です。
こんな方におすすめ
- 脆弱性を早期に発見・修正するための実践的な指針を求めるソフトウェア開発者
- 開発プロジェクト全体のセキュリティリスクを管理するプロダクトマネージャー
- サプライヤーとのコミュニケーションを円滑にしたいソフトウェア採用者・購入者
- 組織全体のセキュリティ基準を策定するセキュリティ担当者
- 組織全体のリスク管理強化のために戦略的な指針構築を進める経営層
SSDF は、セキュアなソフトウェアの開発・供給を推進するために、米国政府をはじめとする世界各国で活用されており、特に 2022 年以降、日米豪印の 4 か国(QUAD)においてサイバーセキュリティ分野での協力強化が合意されるなど、ソフトウェア供給網の安全性確保は重要な政策課題となっています。今後「NIST リソースサイトでの公式翻訳化」も視野に入れた NIST 準拠翻訳である SSDF 日本語版を、自社の脆弱性対策強化にぜひお役立てください。
サイバートラストは、SAJ 加盟企業として、今後もセキュアなソフトウェア開発やサプライチェーンセキュリティの普及を推進し、国内外の産業活動におけるソフトウェアセキュリティリスクの低減に貢献してまいります。
関連 Web サイト
- ニュースリリース:セキュアソフトウェア開発フレームワーク(SSDF)日本語翻訳版を公開 (2025 年 7 月 9 日発表)
- 一般社団法人ソフトウェア協会ウェブサイト「SBOM(Software Bill of Materials) って何?」記事掲載のお知らせ
- オリジナル ( 英語版 ) : NIST Special Publication 800-218:Secure Software Development FrameworkVersion 1.1
当お知らせに関するお問い合わせ先
サイバートラスト株式会社
広報担当:椎名・加藤
メール:press@cybertrust.co.jp
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