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RubyWorld Conference 2018 に行ってきました!

松江ラボの新人だけの特権!? 10 周年をむかえた RubyWorld Conference 2018 に出席してきた感想をお伝えします。

お久しぶりの方も初めましての方もこんにちは!
CTJ 松江ラボ所属のでぃさんです (`・ω・')ゝ

今回は RubyWorld Conference 2018 に出席した際の感想をお伝えしようと思います。
RubyWorld Conference って何?と思ってる方も、気になっていたんだ!という方も私のブログを読んで少しでも興味が湧いたり参考になれば嬉しいです。

まずは「RubyWorld Conference」とはなにかを簡単に説明しますね。

RubyWorld Conference とは?

Ruby のさらなる普及・発展とビジネス利用の促進を目指し開催されるカンファレンスだそうです。公式のお知らせのところにそのように記載されていました。

歴史としては、2009 年に島根県立産業交流会館「くにびきメッセ」で初開催してから今年でなんと 10 周年になるそうです!そんな区切りの良い年に出席できるなんてタイミングが良かったです。今回は 10 周年ということで普段より参加者が多かったようです。まつもとさんがそう言われていたので確かな感覚だと思います。

今年は、2018 年 11 月 1 日 ( 木 )〜2018 年 11 月 2 日 ( 金 ) の 2 日間、島根県立産業交流会館「くにびきメッセ」で開催されました。
プログラムは以下の URL から参照してください。
https://2018.rubyworld-conf.org/program/

RubyWorld Conference

会場の雰囲気

上述した感じだと堅苦しいのかな?と思われてしまったかもしれませんが、そんなことはありません。むしろ、私の感覚だとどちらかといえばフランクなカンファレンスだなという印象を受けました。講演も笑いがしばしば起こる和やかな雰囲気がありましたし、講演会とは別の開場ではスポンサー企業がブース展示をしていたり、Ruby ラーメンなるまつもとさんのサイン入りラーメンを売っていたりしました ( 笑 )。
また、大会場での講演会だけでなくお昼休憩や 15:00 頃にあるコーヒーブレイクタイムではスポンサー企業のショートプレゼンテーションが開催されるなど、いろいろな楽しみ方が出来るんだなと感じました。

参加者として印象的だったのは、学生が多く出席していたことですね。島根県にとって Ruby は本当に身近な存在なのだろうと感じることができました!

気になった講演

ここからが本題ですね。私が気になった講演についていくつか感想を書かせてもらいます。

プログラミング入門をプロジェクトでやってみた -Ruby で取り組むプログラミング実践 -
(フェリス女学院大学:小川 南、平 ひかり、内田 奈津子)

プログラムに触れたことのない文系大学の学生にプログラミングを学習させる為に何をおこなったのかという公演でした。この様な講演があるということは、今後は文系理系関係なくプログラミングは大切な技能になってくるのだと改めて感じました。実際の授業では以下のポイントに気を付けて進めたということでした。

  • プログラミングのハードルをさげること
  • 考えたコードを実際に動かすこと
  • 学習だけでなく社会で活用できるように意識させること

このポイントを満たすために、結果が目で見える様に図形を作成するプログラムを書かせ、その作成した図解を組み合わせて企業の方が提案したネイルシールの作成を行うという課題にしたということでした。また、グループワークにすることで実際の会社の様に作業を分担して 1 つのものを完成させることを学ばせる様にもしたとのことでした。授業を受けた学生さんの話も聞くことが出来、自分の知識とするためには自分で先ず手を動かすこと、人に教えることで理解を深めることが大切だと思いました。

Ruby によるデータ分析・活用(Arm Treasure Data:古橋 貞之)

簡単な Rails アプリケーションから現在のサービスを提供できるようになるまでの成長していく過程を紹介するという講演でした。私がこの講演で印象に残ったのは、「学びながら作り、作りながら軌道修正していく。学び終わってから作るのは不可能」という言葉です。私は学んでからでないと手を出せないと思いがちなので、実際に成功した人からこの様な話が聞けたので、やり方を見直さなくてはいけないなと思いました。結局どこまで勉強しても新しいものは次々出て来てしまうので、取り敢えず難しく考えずやってみてそこで躓いて悩む方が早く成長出来るのだと思いました。言葉で言うのは簡単ですが、その様に自分の行動を変えるのは難しいと思うので、少しずつ近付けるように頑張ろうと思えました。

Don't Stop Moving(Microsoft:Chad Fowler)

一言でいうとモチベーションの保ち方についての講演でした。
外的要因では深いモチベーションは保てないというお話しや、大切だと認識しているものほど先延ばしにしてしまう傾向にあるというお話しなど、IT 系のイベントで聞けると思っていなかった内容が聞けて楽しめました。人から何かを言われても、自分で情熱を持ってすすめたり、楽しさを見つけないと継続して何かを行おうとは思えないですし、成長したいとは確かに思わないなと思いました。逆に言えば、自分で楽しさなどをみつける事が出来ればモチベーションを維持しながら成長し続けることも可能だということだと思ったので、楽しさを見つけることを意識していきたいと思いました。大切なものほど先延ばしにするというお話しでは、短期的にみると他の作業を複数こなせるため、先延ばしにすることによって作業効率は上がるが、長期的に見ると大切な作業が進められていないことなどでストレスを感じ作業効率が低下してしまうということが知れました。その時の状況を上手く判断して先延ばしにするのか、大切なことを苦しくても進めるようにするのか決める必要があると思いました。また、小さいプロジェクトの方がモチベーションを保ってすすめることが出来るとも聞いたので、もう少し作業を分けて考える様にして仕事を進めてみようと思いました。仕事の進め方や考え方に刺激をもらえて良かったです。

日本初のキャッシュレス即売会を支えた決済アプリ pixiv PAY の技術
(ピクシブ株式会社:金川 祐太郎 、五十嵐 邦明)

同人即売会の支払いを電子マネーで行えるようにするサービスを作成したというお話しでした。
完成までには、開場と同時に多くのアクセスが集中すると処理が追いつかなくなるなど問題も多かったようですが、コミックマーケットに合わせて実質 2 ヶ月ほどで作成を行ったということでした。そのお話しを聞いて、このサービス作成に対してただの仕事というだけではない強い情熱があったのだと感じました。機能としても、決済時にペイという音声が声優さんの声で出力されるなど、使う人のニーズにマッチした楽しいものがあるなど、ユーザーのことが考えられていて、その気持ちは開発者として大切だなと思いました。

さいごに

今回、全体のセッションを通して、初心者に学ばせることにフォーカスをあてた発表が多かった印象でした。それは、Ruby を学ぶ人が増えたことが一つの要因としてあるのではないかなと思いました。新しく学ぶ人が増えているということは、成長していっている言語なのだろうと私は感じました。まつもとさん自身はプログラミングが分からない人の気持ちが分からないとおっしゃっていたのですが、その部分を補って、互いに支え合い成長していくコミュニティのあるべき姿を見ることが出来た様に思いました。

「RubyWorld Conference」の講演がどんな内容だったのか知りたい!という方は、Youtube でセッションの録画が公開されていますので、ぜひ以下の URL から確認してみてください!
https://www.youtube.com/channel/UC2PkIxfxN1tX91uVsbX3I6Q/feed

まつもとさんが講演の中でブログや SNS で今回のカンファレンスのことを伝えることが宿題だと言われていたので、これで私は宿題完了ですね ( 笑 )。

最後まで読んで下さりありがとうございました。それでは、また次の機会にお会いしましょう!
以上、でぃさんでした。

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