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2025 年 07 月 02 日

Interop Tokyo 2025 に出展しました〜ブース編〜

はじめに

本記事では、2025 年 06 月 11 日 〜 13 日に幕張メッセにて開催された Interop Tokyo 2025(以下、Interop25) での展示内容について紹介します。

Interop25 では、「Linux の安全を長期にサポート~システムの無停止運用と技術サポートでセキュアなシステム運用を実現~」をテーマに、サイバートラスト、Linux サポートで提携する米国 CloudLinux 社、デバイスID で提携する理経社の商材展示を行い、場内セミナーを実施しました。「利用している OS や OSS( オープンソースソフトウェア ) の EOL(End of Life) に対応する必要がある」という来場者の声が例年以上にあった今回のイベント。弊社では、初の取り組みとして「あなたのサーバーで使っている OS は何ですか?」という実態調査のアンケートキャンペーンを行い、3 日間で約 600 人が参加してくださいました。アンケートの結果は弊社のマスコットキャラクターみらくるちゃん & あるまちゃんの Xから確認できます。

 ブースの写真

 利用 OS アンケートのボード写真

累計約 600 人の OS への認知度や利用状況をリサーチ! 3 日目のアンケートの結果

来場された方も、残念ながら来場できなかった方も、脆弱性対策やデバイス認証など、Linux や OSS の安全な長期運用のヒントとなる本記事を展示内容の復習用としてご活用いただければ幸いです。

また、7 月 9 日に出展した商材に関する Linux ソリューションを中心としたウェビナーを開催予定ですので、是非ご参加ください。

Linux の安全を長期にサポートする 3 つのソリューション

近年の IT インフラは Linux を中心に OSS を活用することが増えています。しかし、その柔軟性とコストメリットの一方で、サポートが切れた OS のセキュリティリスク、脆弱性の対応の遅れなどが問題となっており、信頼できる長期サポート、強力な本人認証、脆弱性管理の統合的な対策が求められています。

サイバートラストでは、Linux の運用を長期的にそして安全に行うためのソリューションをご提供しています。今回のイベントでも特に来場者からの関心が高かった「EOL を迎える OSS の安全な運用」のニーズに応え、運用サポート・セキュリティ・信頼性、それぞれの側面からシステム運用を支える 3 つのソリューションをご紹介します。

1.Linux 運用サポートソリューション

Linux 運用サポートソリューションリーフレット画像

Enterprise Pack for AlmaLinux

Enterprise Pack for AlmaLinux は、AlmaLinux OS をエンタープライズで最大限に活用しながら運用上のリスクを最小限に抑えるサポートサービスです。システムのトラブルや技術的な課題に対して、国内の Linux エンジニアが日本語で技術支援を行います。また、AlmaLinux OS の EOL 後最長 6 年間重大な脆弱性に対してセキュリティ修正を提供します。

CentOS 延長サポート

サイバートラストでは、コミュニティサポートが終了した CentOS 6, 7, 8 の延長サポートも行っています。コミュニティサポートの終了した OS を利用し続けることは脆弱性のリスクや安定性のリスクに大きく影響します。CentOS 延長サポートでは日本語による技術サポートはもちろんのこと、EOL を迎えたパッケージのセキュリティ修正パッチを提供します。このサポートをご利用いただくことで、今利用している CentOS から新しいシステムへの移行準備を安心して進めることが可能になります。

Linux ライブパッチサービス

脆弱性対応は最終的にソフトウェアのアップデートを実施する必要があります。しかし対象によっては OS の再起動が必要な場合があり、システム停止に伴う様々な影響を考慮して対応しなければいけません。Linux ライブパッチサービスでは、OS を再起動せずにパッチの適用が可能となっています。

TuxCare

TuxCare リーフレット画像

サイバートラストでは、米国 CloudLinux 社製 TuxCare ブランドの製品を取り扱っています。
コミュニティサポートの終了した OS や言語パッケージなどの様々なオープンソースのサポートを行っています。

TuxCare の展示風景

2.脆弱性対策ソリューション

 脆弱性対策ソリューションのリーフレット画像

サイバートラストでは、ツールによる脆弱性管理とプロの診断員による脆弱性診断サービスを提供しています。ソフトウェアの脆弱性は日々報告されており、継続的な監視・管理が重要です。また、外部からの攻撃が起きるのはソフトウェアの脆弱性だけではありません。脆弱な設定や利用環境によっては攻撃の対象となってしまうため、攻撃者目線での環境の評価が重要となります。脆弱性管理と脆弱性診断をうまく組み合わせることで、内からも外からもシステムを守る対策を実現することが可能となります。

MIRACLE Vul Hammer

SBOM(Software Bill of Materials) を活用した脆弱性管理ツールです。複数の SBOM を一元管理して脆弱性を正確にチェックすることが可能です。脆弱性の検知から対応完了まで、IT システムの脆弱性対応を自動化します。

脆弱性診断サービス

サイバートラストが提供する「脆弱性診断サービス」は、情報システムに対し最新のサイバー攻撃を熟知した専門のセキュリティエンジニアが、攻撃者の視点で情報システムの脆弱性を徹底的に調査。情報システムの潜在的な問題点を洗い出し、適切な対策を講じるために情報システムの安全性を確認・評価します。

3.信頼できるデバイスの運用ソリューション

Meta Quest のデバイス ID による認証リーフレット画像

デバイス ID

デバイス ID は、会社が許可した端末を厳格に認証し、安全なネットワークアクセスを実現するデバイス証明書管理サービスです。WEB 上の管理画面にて証明書を管理することが可能です。
Interop25 では、「デバイス ID」を用いたクライアント証明書認証で連携している理経社と共に MetaQuest を用いて、工場のロボット組立用のトレーニングを行うデモを展示しました。

Meta Quest のデバイス ID による認証については以下をご覧ください。

Meta Quest のデバイス ID による認証についての展示風景

さいごに

AlmaLinux 日本ユーザーコミュニティ

AlmaLinux には、日本ユーザーコミュニティが存在し、当社の社員がコミュニティをリードしています。今回の Interop の出展に際して多くの方に AlmaLinux を知ってもらうべく、ブースでは様々なノベルティを用意したり、アンケート企画を実施しました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました!

アンケートの様子は、みらくるちゃんあるまちゃんの X にて発信しているのでご覧ください。

ユーザーミートアップは Compass にて情報を公開しています。また、来年の 1 月には AlmaLinux Day Tokyo が開催予定です。是非ご参加ください。

会場の様子

 ブースの様子の写真

ブースの様子

 ブースの様子の写真

ブースの様子

 ブースの様子の写真

ブースの様子

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