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統合システム監視

2020 年 06 月 30 日

監視ソフトってなに?

登場人物

くるり

「みら子先輩と学ぶ、バックアップはじめの一歩」で登場した新入社員。あれから 5 年が経ち、一人前のエンジニアになった。

とら子

入社したばかりの新入社員。

とら子:くるり先輩、初めまして。先日入社したばかりのとら子です。これからよろしくお願いします。

くるり:はじめまして、これからよろしくね~。今年の新入社員はみんなパッションを持っているって、社長が言ってたよ。

とら子:ありがとうございます!一生懸命頑張ります!

くるり:困ったことがあれば何でも聞いてね。

そもそも監視ってなに?

とら子:はい、先輩。さっき研修で、「監視ソフトは目的に応じて選びましょう」、「監視項目を確認しましょう」って説明されたのですが、よくわからなくて...。

くるり:そもそも監視ってなに?ってことかな?

とら子:はい...。監視って言葉はたくさん耳にするんですけど、やんわりとしたイメージしか浮かばなくて...。

くるり:なるほどね~。じゃあまず、監視とはなんなのかについて説明していくね!

とら子:はい!お願いします!

くるり:監視というのは、対象のさまざまな情報を日常的に取得して、正常に動作しているかを確認することだよ。

とら子:対象というのは?

くるり:具体的にいうとサーバーやネットワークかな?実は監視対象にはさまざまなものがあって、それらを詳しく説明しようとすると 1 日あっても足りないんだ(笑)

とら子:そんなにあるんですね...。

くるり:そうなの。だから今回はいくつかの監視について簡単に知ってもらおうかな。

とら子:はい!

監視
サーバーやネットワークなどの情報を日常的に取得して、それらが正常に動作しているかを確認すること。

どんな監視があるの?

くるり:耳にすることが多いのは「ハードウェア監視」、「サーバー監視」、「システム監視」かな?ハードウェア監視は、サーバーなどを構成しているハードウェアの状態を監視すること、サーバー監視は、サーバーの稼働状況を監視すること、システム監視は、システムを構成しているサーバーやアプリケーション、つまりシステム全体を監視することだよ。

ハードウェア監視
CPU やメモリといった、サーバなどを構築しているハードウェアを監視すること。

サーバー監視
サーバを監視すること。ハードウェア監視はサーバ監視の中に含まれる。
他にも負荷状態監視、ネットワーク監視などがある。

とら子:先輩。説明を聞く限り、「監視」の前についているものを対象として監視を行うといった認識で間違ってないですかね?

くるり:そうだね。さっき説明した監視についてはその認識で大丈夫だよ。でも、とら子さんが言うような場合ばかりではないんだ。

とら子:他にもいろいろあるんですか。これだけなら監視対象もわかりやすくて覚えやすいと思ったのに...。

くるり:そうだよねえ(笑)さっき説明した監視は、監視対象を示す名前だったけれど、他にも、監視の方法を示すものもあるんだ。とら子さんは「ping 監視」というものを聞いたことがあるかな?

とら子:「ping」は聞いたことがあります。たしか、ネットワークの疎通を確認するコマンドだったような...。

くるり:そのとおり!ping 監視というのは、ping コマンドを用いることで、ネットワーク全体を監視することなんだ。監視の方法を示すものとして、他には「シナリオ監視」や「プロセス監視」があるよ。シナリオ監視は、Web サイトにおいて、ユーザーの画面遷移を監視することで、プロセス監視は、監視対象サーバーのデータベースやアプリケーションの動作を監視することだよ。

ping 監視
ping コマンドを定期的に実行し、一定時間内に正常な応答があるかどうかを監視する。

シナリオ監視
監視対象に、想定されるアクセスが行われた際に正しく応答を返せるかを監視する。

プロセス監視
監視対象のプロセスの稼働状況を監視する。障害発生時に、問題のあるプロセスを素早く見つけられる。

とら子: 本当にたくさんありますね...。

くるり: 調べれば調べるほど出てくるよ!

とら子: うげえ、、、そうなんですか、、、

くるり: まあ、完全に覚えていないと仕事ができない、ってわけではないからね(笑)。 頑張っていこう。

監視ってなぜ必要なの?

とら子: はい。先輩、ここまで聞いておいてなんですけど、結局監視ってなぜ必要なんですか?

くるり: おっと、大切なことを伝え忘れていたね。とら子さんはなぜ必要だと思う?

とら子: えーと、システムが停止するのを防ぐため、とかですか?

くるり: そうだね!システムやサーバーが停止してしまうと、いろいろな影響が出るよね。もし、業務で使用しているサーバーが停止してしまうと業務がストップしてしまい、会社のビジネスに大きなマイナスの影響を与えてしまうよね。そうならないためにも、日々、システム、サーバーの状態を確認して、小さな変化に対して処置をしていく必要があるよ。まあ監視していても停止しちゃう時はあるんだけどね...

とら子: えー!じゃあ監視していても 100% 停止を防げるわけではないんですね!

くるり: そうなんだ。でも、日々監視している状態でサーバーが停止してしまった場合と、全く監視せずに停止してしまった場合では、復旧の時間に大きな差が出てしまうんだよ。

とら子: なぜですか?

くるり: 監視を行っていると、障害が発生している箇所を素早く見つけることができるんだ。だから、どこを修正すれば復旧するかというのがすぐにわかる!

とら子: たしかに、機能していない部分がわかっている状態とわかっていない状態では復旧までにかかる時間に大きな差が出そうです。監視ってとても大切ですね!

監視のメリット
● 障害発生箇所の特定にかかる時間が大幅に削減される
● 監視対象の細かな変化に気づくことができ、障害発生を未然に防ぐことができる

監視ソフトってなに?どう選べばいいの?

くるり: でしょー。監視の説明はこれくらいかな。

とら子: 監視についてちょっとわかった気がします!ありがとうございます!でも、監視ってとても大変そうですね...。

くるり: とても大変だと思うよ...。「人力」でするにはね。

とら子: あ!それを手助けするための監視ソフトですか!

くるり: お!そうだね!とら子さんのいうとおり、監視業務をサポートするのが監視ソフトだよ!

監視ソフト
監視業務をサポートするソフトウェア。さまざまな種類があり、利用者のニーズに合わせて、適切に選択する必要がある。

とら子:研修のときよりもはっきりとイメージできるようになりました!ありがとうございます!
引き続き、監視ソフトの選び方について教えていただいてもよろしいですか?

くるり:OK!僕の基準で説明するよ。監視ソフトを選ぶときはまず、監視対象をはっきりと決めることが大切だよ。サーバーやネットワークを監視したいのか、あるいはシステム全体を監視したいのかとか、どこまでの範囲を監視したいのかによって使用する監視ソフトが変わるんだ。

とら子:システム監視、サーバー監視によって変わってくるということですね。

くるり:そうそう。監視対象、範囲を決めたら次は OSS か商用ソフトかを選ぶよ。

とら子:OSS は聞いたことはありますが、商用は聞いたことなかったです...。正直どちらもよくわからないです(笑)。

くるり:そっか(笑)。OSS はソースコードが公開されていて誰でも使えるもののことで、商用ソフトは企業が有料のソフトウェアとして販売しているものだよ。

とら子:その 2 種類のソフトは全く違うものなんですか?

くるり:それぞれにメリットとデメリットがあるよ。OSS の監視ソフトはソースコードが公開されてソースコードの改変や再配布が自由に認められているから、自社の運用に合わせて自由にカスタマイズができるよ。他にも、不具合が発生しても、自分たちで修正することができるんだ。それと、監視にかかるコストを低く抑えられるのもメリットの 1 つかな?

とら子:たしかにソースコードが公開されていれば自分たちでいろいろできますね。デメリットにはどういったものがあるんですか?

くるり:デメリットとしては、技術力が必要になることかな。さっきのメリットで挙げたうちの 2 つは、OSS についての知識はもちろん、併用するソフトウェアに関する知識も必要になってくるから、ある程度の技術力が求められるよ。もし、使いこなせなかった場合、混乱の原因になったりしてしまうね。もちろん有償でサポートを行っている会社もあるんだよ。

とら子:それは安心ですね。でも、サポートなしで OSS を導入する場合、コストは抑えられるけど技術力が求められるんですね...。サポートの有無も考えないといけないとなると、ソフトを選ぶのも大変そうです。
商用ソフトはどうなんですか?

くるり:商用ソフトは、ソフトを作った会社のハードウェアなどを利用している場合に、ハードウェア、OS、アプリケーションなどをまとめて監視することができるよ。さらに、カスタマーサポートがついているから困ったときには相談ができるんだ。メリットとしてはこのくらいかな?

とら子:困ったときに相談できるのは心強いですね!

くるり:たしかにそうだね。でも、もちろんデメリットもあるんだ。商用ソフトを導入した場合、OSS と違ってライセンス料が発生するんだ。ライセンス料を簡単に説明すると、ソフトを使うための許可証を購入する料金って感じかな。

とら子:許可証のための料金ですか。 サポートの内容や監視方法によっては費用が高くなるんですかね?

くるり:そうだね。課金体系やサポート範囲がマッチしないと割高になってしまうこともあるかもね。しかも、監視方法によっては追加でライセンスを購入しないといけないから、さらに料金が発生する場合もあるんだ。

とら子:そうなんですか...。商用は、サポート範囲の広さによって料金も高めっていう感じなんですね。

OSS
メリット
● 自社の運用に合わせて自由にカスタマイズできる
● 不具合が発生しても自分たちで修正できる
● ライセンス料が不要
デメリット
● OSS、その他併用するソフトウェアに関する知識が必要
● 使いこなせなかった場合、混乱の原因になる可能性あり
商用ソフト
メリット
● ソフト制作会社のシステム、サーバを使用している場合、まとめて管理できる
● 困ったときはカスタマーサポートに相談できる
デメリット
● ライセンス料が必要
● 監視方法によっては追加でライセンス料が必要
くるり:そうそう。だからどちらの形態の監視ソフトを選ぶかは会社ごとに変わってくるんだ。

とら子:OSS か商用か、OSS に至ってはサポートがあるかどうか、いろんな要素があってやっぱり決めるのは大変ですね...(笑)。

くるり:そうだね。選び方について僕から言いたいのはこれくらいかな?

とら子:ありがとうございました!監視ソフトについていろいろわかりました!何かあればまた質問してもいいですか?

くるり:いいよ!いつでも聞いてね!じゃあお疲れ~。

とら子:お疲れ様です!

まとめ

  • 監視とは、サーバーやネットワークの情報を日常的に取得し、状態を確認すること
  • 監視は、監視対象の安定稼働を実現するために必要
  • 監視ソフトは、監視業務のサポートをするソフト

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