2026 年 10 月 29 日
iPhone に続き Android も対応。マイナンバーカードを活用した本人確認はどう変わる?
この記事はこんな方におすすめ
- Android のマイナンバーカードについて知りたい方
- マイナンバーカードの最新活用動向を知りたい方
- 本人確認や年齢確認への活用方法を知りたい方
- オンラインサービスや会員サービスの企画・運営に携わる方
- マイナンバーカードを活用した本人確認に関する情報を収集している方
2026 年 10 月 20 日、デジタル庁は、2025 年 6 月に開始された「iPhone のマイナンバーカード」に続き、「Android のマイナンバーカード」の提供を開始しました。Android スマートフォンでは、これまでも電子証明書機能を利用したサービスが提供されていました。今回新たに「属性証明機能※」が利用できるようになったことが大きなポイントです。
これにより、本人確認だけでなく、年齢確認や住民確認にも活用できる環境が整いました。
本記事では、Android のマイナンバーカード開始によって何が変わったのかを整理するとともに、活用シーンやサービスへの影響について紹介します。
- ※
- 属性証明機能の利用には、高度なセキュリティ基準を満たした対応機種が必要です。
デジタル庁:Android のマイナンバーカードに対応した機種と属性証明機能の対応機種一覧

Android のマイナンバーカードとは?これまでとの違い
「Android のマイナンバーカード」と聞くと、「これまで Android では利用できなかったの?」と思う方もいるかもしれません。
実は Android スマートフォンでは、2023 年 5 月に開始された「スマホ用電子証明書搭載サービス」により、マイナポータルへのログインや各種オンライン申請などを利用できました。
今回開始された Android のマイナンバーカードでは、それらの機能に加えて、iPhone のマイナンバーカードと同様に属性証明機能が利用できるようになりました。
つまり、Android で初めてマイナンバーカード関連機能が利用できるようになったのではなく、従来の機能が拡張され、利用できるサービスの幅が広がったことが今回の大きなポイントです。
本人確認・年齢確認に活用される属性証明機能とは
今回追加された機能の一つが属性証明機能です。
これまでは本人確認を行う際、身分証全体を提示して確認することが一般的でした。
これに対して属性証明機能は、利用目的に応じて「18 歳以上であること」「本人であること」「対象地域の住民であること」といった必要な条件のみを確認できる点が特長です。
氏名や詳細な住所など、サービス利用に不要な情報を事業者に渡す必要がなくなるため、利用者にとってはプライバシー保護につながり、事業者にとっては個人情報を保持する負担や漏えいリスクの軽減につながります。 デジタル庁でも、属性証明機能の主な用途として「本人確認」「年齢確認」「住民確認」などを挙げています。
Android のマイナンバーカードは何に使える?活用シーンを紹介
身近な例としては、オンラインサービスの会員登録やイベント受付、年齢確認が必要なサービスの利用、住民向けサービスの利用資格確認、行政サービスでの本人確認などでの活用が想定されます。
さらに実務の現場では、金融取引をはじめとする「高度な不正対策」の手段としても注目が高まっています。
2026 年 10 月には、サイバー攻撃による個人情報漏えいの多発を受け、金融庁が金融機関に対して 2027 年 4 月からの施行を予定していた犯収法改正で求められる「IC チップ情報の読み取りを利用した本人確認」への可及的速やかな対応を要請しました。
券面画像の偽造やなりすましのリスクが高まる中、IC チップや属性証明機能を活用したデジタル完結の本人確認は、企業のセキュリティを支える重要な基盤となりつつあります。
まとめ
Android のマイナンバーカード開始により、Android スマートフォンでも属性証明機能が利用できるようになりました。
属性証明機能の追加によって、会員登録や行政サービスなどさまざまな場面で、マイナンバーカードを活用した本人確認の利用環境が広がっています。
また、「iPhone のマイナンバーカード」と「Android のマイナンバーカード」の両方に対応したことで、利用者は利用する端末の種類を意識することなくサービスを利用しやすくなりました。
事業者にとっても、幅広いユーザーに向けてセキュアな本人確認を導入しやすい環境が整ったといえます。
本人確認サービスの導入を支援する iTrust 本人確認サービス
マイナンバーカードを活用した本人確認を導入する際には、自社で一から仕組みを構築する方法だけでなく、既存のサービスを活用する方法もあります。
サイバートラストが提供する「iTrust 本人確認サービス」は、マイナンバーカードやスマホ用電子証明書を活用した本人確認機能を API で提供するサービスです。
既存の Web サービスやアプリケーションへ本人確認機能を組み込むことができ、「iPhone のマイナンバーカード」と「Android のマイナンバーカード」の両方に対応しています。
マイナンバーカードを活用した本人確認の導入を検討している事業者にとって、選択肢の一つとなるサービスです。
なお、サイバートラストでは、iPhone のマイナンバーカードやマイナンバーカードを活用した本人確認について、これまでも継続的に情報発信を行っています。
マイナンバーカードを活用した本人確認の導入を検討している方は、本記事で紹介した関連情報やサービス資料も参考にしてみてください。






