CentOS 7 サポート終了、延長サポートで脆弱性対策を
CentOS 7、Red Hat Enterprise Linux 7 のメンテナンス更新は
2024 年 6 月 30 日で終了します。
CentOS 8 は 2021 年、CentOS 6 は 2020 年に
メンテナンス終了しています。
終了後は、重大な脆弱性が発見されても修正パッケージは提供されません。
Linux 延長サポート for CentOS 7 とは
最長 2028 年 6 月 30 日まで、サイバートラストが独自のセキュリティアップデートを提供して
CentOS 7 のご利用をサポートします。
サイバートラストの「Linux 延長サポート for CentOS 7」は、CentOS 7 のメンテナンスサポート終了(EOL)後に新バージョンへの移行が困難なお客様に対して、現在お使いの CentOS 7 の環境を延長して使えるよう、重大な脆弱性に対する修正パッケージと CentOS 7 の日本語によるテクニカルサポートを継続して提供するサービスです。
本サービスのご利用により、メンテナンスサポート終了後も低コストでバグやセキュリティの問題に対応し、引き続き CentOS 7 を安全にご利用いただくことができます。また国内の Linux ディストリビューターであるサイバートラストの日本語でのテクニカルサポートを受けることができます。
CentOS 8 をお使いの方はこちら
CentOS 6 をお使いの方はこちら
小・中規模のお客さまには、シンプルなメニュー構成で 1 台から手軽に導入できる「CentOS 延長サポート LITE」をご用意しています。こちらもご検討ください。
CentOS 延長サポート LITE はこちら
サービス提供期間
バージョン名 | コミュニティによるメンテナンス終了 | サイバートラストによるサポート | 提供終了日 |
---|---|---|---|
CentOS 8 | 2021 年 12 月 31 日 | CentOS 8 延長サポート | 2029 年 5 月 31 日 |
CentOS 7 | 2024 年 6 月 30 日 | Linux 延長テクニカルサポート for CentOS | 2028 年 6 月 30 日 |
Linux 延長セキュリティアップデートサポート for CentOS | 2028 年 6 月 30 日 | ||
CentOS 6 | 2020 年 11 月 30 日 | Linux 延長テクニカルサポート for CentOS | 2026 年 11 月 30 日 |
Linux 延長セキュリティアップデートサポート for CentOS | 2026 年 11 月 30 日 |
価格表
CentOS 7
Linux 延長サポート for CentOS 7 は、1 システムごとの修正パッケージ提供(セキュリティアップデートサポート)と、台数またはインスタンス数ごとのテクニカルサポートのセット価格となります。
本サービスを2024 年 6 月 30 日までにお申込みいただいた場合は、先得価格にてご提供いたします。
先得 | 通常 | |
---|---|---|
購入日 | 2023/5/1 ~ 2024/6/30 | 2024/7/1 ~ 2027/6/30 |
テクニカルサポート開始時期 | 注文受領後翌月開始 | セキュリティアップデートとともに 注文受領後翌月開始 |
契約期間 | 1 年間 ~ | 1 年間 ~ |
セキュリティアップデート サポート料金(年額・税抜) |
900,000円/システム | 2,100,000円/システム |
テクニカルサポート料金 (年額・税抜) |
86,400円/台・インスタンス | 108,000円/台・インスタンス |
ご利用料金の例
2024 年 6 月 30 日までにご契約いただくと、CentOS 7 サポート価格が通常よりお得になります。
例えば 1 システム 10 台を 2024/7/1 ~ 2026/6/30 の 2 年契約した場合、
先得価格 1,764,000 円 x 2 年間 = 3,528,000 円
通常価格 3,180,000 円 x 2 年間 = 6,360,000 円

CentOS 8
CentOS 8 には MIRACLE LINUX 8 のアップデートパッケージが適用可能です。
通常 | ||
---|---|---|
ラインアップ | 標準(1台/2VM) | 仮想基盤(1台) |
価格 |
1年: 78,000円 3年: 162,000円 5年: 222,000円 |
1年: 198,000円 3年: 480,000円 5年: 690,000円 |
※ サポート更新は通常価格の 78,000 円になります。
CentOS 6
Linux 延長サポート for CentOS は、1 システムごとの修正パッケージ提供と、台数またはインスタンス数ごとのテクニカルサポートのセット価格となります。
購入日 | ~ 2025/10/31 |
---|---|
テクニカルサポート開始時期 | ご希望日 |
契約期間 | 期間条件なし |
セキュリティアップデートサポート料金(年額・税抜) | 3,150,000円/システム |
テクニカルサポート料金(年額・税抜) | 162,000円/台・インスタンス |
49 台以下の小・中規模のお客さまには、シンプルなメニュー構成で 1 台から手軽に導入できる「CentOS 延長サポート LITE」をご用意しています。こちらもご検討ください。
CentOS のメンテナンス更新の終了でお困りの方、「Linux延長サポート for CentOS 7」についてのお問い合わせやご相談、資料のご請求は、以下のフォームからお気軽にご連絡ください。
FAQ : よくある質問と回答
Q: CentOS 7 のサポートはいつ終了しますか?
A: CentOS 7 のメンテナンス更新は 2024 年 6 月 30 日に終了します。
CentOS のメンテナンス更新には、新機能の追加やセキュリティ対策用のパッチのリリースが行われる「完全更新」と、最低限必要とされるセキュリティ対策用のパッチのリリースを想定した「メンテナンス更新」の 2 種類があります。CentOS 7 については、「完全更新」は 2020 年にすでに終了しており、「メンテナンス更新」は2024 年 6 月 30 日に終了します。
OS | 完全更新 | メンテナンス更新 |
---|---|---|
CentOS 7 | 2020 年第 4 四半期まで | 2024 年 6 月 30 日まで |
Q: CentOS 7 のサポートが終了すると、どうなるのですか?
A: サポート終了後の OS を使い続けると大変危険です。
CentOS 7 のメンテナンスサポートの終了後に、重大な脆弱性が発見されてもコミュニティから修正パッケージは提供されません。メンテナンスサポートの終了した CentOS 7 を使い続けているシステムは、外部からの攻撃に対して無防備な状態となります。
たとえば、CentOS 6、CentOS 5 のメンテナンスサポート終了後には次表のような脆弱性が発見され当社が修正パッケージを提供しました。
CentOS 6 のサポート終了後に発見された脆弱性(一部抜粋)
パッケージ名 | CVE 番号 | 脆弱性の概要 |
---|---|---|
sudo | CVE-2021-3156 | 特権昇格が可能な脆弱性 詳細はこちら |
kernel | CVE-2014-4508 | サービス拒否(システムクラッシュ)状態にされる脆弱性 |
CVE-2020-29661 | メモリ破壊および特権昇格が可能な脆弱性 | |
CVE-2021-20265 | サービス拒否(メモリ枯渇、システムクラッシュ)状態にされる脆弱性 | |
CVE-2021-27364 | 機密情報の読み取りやサービス拒否状態にされる脆弱性 | |
CVE-2021-27365 | サービス拒否状態にされる脆弱性 | |
CVE-2021-33909 | 特権昇格が可能な脆弱性 | |
CVE-2020-12362 | ||
CVE-2021-3347 | カーネル内で任意のコード実行が可能となる脆弱性 | |
openssl | CVE-2020-1971 | 利用するアプリケーションをサービス拒否(クラッシュ)状態にされる脆弱性 |
polkit | CVE-2021-4034 | 特権昇格が可能な脆弱性 |
CentOS 5 のサポート終了後に発見された脆弱性(一部抜粋)
パッケージ名 | CVE 番号 | 脆弱性の概要 |
---|---|---|
nss | CVE-2017-5461 | ネームサービスにおけるサービス運用妨害 |
samba3x | CVE-2017-7494 | リモートの攻撃者が smbd サービスを停止 |
sudo | CVE-2017-1000367 | ユーザーが不適切な文字列を入力し権限を奪取 |
CVE-2017-1000368 | ||
kernel | CVE-2017-1000364 | バッファエラーによるサービス運用妨害 |
CVE-2017-7895 | ポインタエラーを悪用するリモートからの攻撃 | |
CVE-2017-5715 | CPU 命令の投機的実行 (Meltdown, Spectre) | |
CVE-2017-5753 | ||
CVE-2017-5754 | ||
glibc | CVE-2017-1000366 | バッファエラーによるサービス運用妨害 |
gcc41 | CVE-2017-5715 | CPU 命令の投機的実行 (Meltdown, Spectre) |
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CentOS からの移行先を探しているお客さまは、ぜひサイバートラストの MIRACLE LINUX をご検討ください。MIRACLE LINUX は RHEL / CentOS のアプリケーションと互換性があり、RHEL / CentOS互換 OS として利用できるライセンス無償の国産 Linux OS です。最長 12 年のメンテナンス提供で企業 CentOS ユーザーにも安心してご利用いただけます。
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CentOS 延長サポートサービス
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