院卒視点のサイバートラストの印象
21 年度新卒の K です。
私は院卒 ( 修士 ) でサイバートラストに入社をしましたが、その中で自分が思うサイバートラストという会社についてをとても正直にお話します。
サイバートラストを知ったきっかけ
サイバートラストは、旧サイバートラストとミラクル・リナックスが合併してできた会社ですが、きっかけはミラクル・リナックスの技術ブログでした。
私は学生時代には OS カーネル周りを探求していましたが、その調査の際に技術ブログを発見しました。
OS カーネル周りを仕事にできる会社は多くないわけですが、そんな中で技術ブログからそれらにまつわる仕事ができそうだと思い会社に興味を持ちました。
院卒視点で見たサイバートラストを選ぶデメリット
新卒の給与体系が同じ
私の知る多くの企業では、新入社員は入社時の学歴や学位に応じて給与体形が異なっており、基本的に院卒は大卒や高専卒に比べて高い初任給を受け取ることができますが、サイバートラストでは新卒の給与体系は学歴学位に関わらず同じです。
院卒の新卒が多くない
自分の同期もそうですし、私たちより以前の新卒を見ても院卒の方は多くないです。
「大企業ではない」ということ
とても正直なことを話しますが、サイバートラストは「大企業ではない」です。それは人数規模的な話もそうですが、知名度や社会的な話でもそうだと思います。「修士」という箔を携えて新卒というカードを切るに値するのかどうか、生々しくはありますが非常に重要なポイントであることは恐らく間違いないです。
サイバートラストを選ぶメリット
ニッチな業界
私が探求していた OS カーネルや、組み込み IoT 系、PKI 事業まで含めてニッチな部分を多く含みます。例えば OSS 事業では、Linux ディストリビューションの開発からエンタープライズ向けサポートまで提供していて、OS カーネルの深いレベルの知見が活かされています。同じことができる国内の他の企業を探すのはかなり困難だと思います。これらを仕事にしたい場合は大きなメリットになると思います。
企業がサポートするおそらく唯一の国産 Linux ディストリビューション
先ほどのポイントと被る部分もありますが、サイバートラストでは MIRACLE LINUX という国産 Linux ディストリビューションの開発・サポートをしています。国内では ( 外資の日本支社を除いて ) おそらく唯一ではないでしょうか。
優秀な諸先輩方
例えば有名な本の著者であったり、有名な OSS のコントリビュータであったりプロジェクト等の主要人物であったり、ネットで普段から情報発信をしていていつも見ている人だったり、様々な方々がいます。
コミュニケーションの取りやすさ
会社全体としてコミュニケーションが取りやすいです。単純に風通しがよいという点だけでもメリットの一つでもありますが、何より先ほど挙げた優秀な諸先輩方にも積極的にコンタクトをとることができる点が自身の成長につながる非常に大きなメリットです。
また、この点は新卒入社時の配属や部署異動の希望の通りやすさやにもつながると感じました。
これらのメリットは、「大企業ではない」からこそ得られる部分も大きいはずです。
まとめ
以上、院卒視点からの思いを正直にお話しました。皆さんはどのように感じたでしょうか。
私は大きなメリットを感じて入社を決めました。入社して以降先ほど挙げたメリットを肌で感じることが非常に多いです。この記事が当時の私のような境遇の方に届き、少しでも参考になれば良いなと思っております。